東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤祐二、以下「JR東日本」)とJR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田裕)が開催したJR東日本スタートアッププログラム2022春において、XR技術により世界中の人々のあらゆるコミュニケーションをより表現豊かにするソリューションを持つ株式会社 Pocket RD(以下、「Pocket RD」)(本社:東京都渋谷区、代表取締役:籾倉宏哉)が提供するAVATARIUMで生成されたアバターを活用したシリアスメタバース(=産業用メタバース)における社員研修への活用について実証実験を実施しました。
■実証実験の背景について
日本の労働力人口は減少の一途を辿り、人手不足や、職人技で属人化しているスキルの継承は大きな社会問題であり、企業活動におけるリスクとなっています。 この課題を解決するためにDXの活用が挙げられますが、業務効率化、コスト削減の推進ではなく、業務そのものや、組織、プロセス、スキル、企業文化・風土などはデジタル技術を駆使しても継承は難しいことが課題となっております。 そこで人と人のコミュニケーションを重視し、CalTa株式会社(以下「CalTa」)が持つBIM/CIMデータ等の3Dデータを活用したデジタルツイン基盤内に「AVATARIUM」アバターを連携。本人そっくりのアバターによる人材育成や事前打ち合わせ、シミュレーションに利用できるシステムの構築を目指しました。 「AVATARIUM」アバターは簡単にその人に似たアバターが作成でき、表情やリップシンクによる口の動きによる感情表現も可能なため、3DアバターソリューションAVATARIUMで生成されたアバターを活用したシリアスメタバース(=産業用メタバース)における社員研修への活用案が「JR東日本スタートアッププログラム 2022 春」で採択されました。
■実証実験内容について
今回の実証実験ではJR東日本横浜支社とCalTaと協業。国府津車両センター及びJR東日本本社ビルにAVATARIUMを設置し、関係者のアバターを作成。作成した自分のアバターでCalTaの提供するTRANCITYに再現されたメタバース上の国府津車両センターへ入り、没入感の確認等を行いました。 体験者からは「リアルなアバターの人数が多くなればなるほど、没入感が高まる。」、「様々なシミュレーションができる。複数の視点、立場を経験できることが有用である。」「実経験が少ない領域を、仮想空間で代用したい。」などの感想があり、訓練や体験学習への活用やシミュレーション、技術習得するための新しい手段、設計、テスト検証を容易に行えるツールなど、シリアスメタバースの可能性を確信する結果を得ました。
■本実証実験へのコメント
JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕 様
メタバースというと、エンタメ業界かゲームの世界か…。そんな風に思っていたのですが、今回PocketRDと共創したのは、それらとはまるで異なる鉄道のメンテナンス現場でした。同社のアバター生成技術を活用して、デジタルツインアバターによる鉄道現場での社員研修を試行実施。仮想空間だからできるシミュレーションや実体験の補完など、様々な可能性を感じるものとなりました。今後こうしたシリアスメタバースが浸透して、産業が抱える様々な課題解決に繋がっていくことを期待します。
■シリアスメタバースについて
シリアスメタバースの利用はいつでも、どこでも研修や訓練、シミュレーションができ、さらに自分の分身であるアバターを介して行うことで高い効果が期待できます。 PocketRDではシリアスメタバースとアバターのセットにてビジネス活用への企画やソリューション提供までワンストップでご提案します。
■ 株式会社Pocket RDについて
Pocket RDは、「ニッポン発。今ここにない未来を創る」を企業理念とし、世界中の人々のあらゆるコミュニケーションをより表現力豊かにすることをミッションとしています。
日経新聞・日経トレンディ「未来の市場をつくる100社」に2020,2021年と連続で選出。2021年、スクウェア・エニックスに加え、KDDI、講談社、DNP、SMBC VC、2022年には阪急阪神ホールディングスと資本業務提携を実現。最新鋭のXR技術である3DアバターとWEB3技術で、世界中のメタバースをはじめとするXR領域の未来を切り拓いてまいります。
会社名 : 株式会社Pocket RD
代表者 : 代表取締役 籾倉 宏哉
所在地 : 東京都渋谷区東3-14-15 MOビル9F
URL : https://pocket-rd.com/